診療方針と主な疾患

診療方針と主な疾患 診療方針と主な疾患_SP

診療方針

当院では地域住民の方々の健康を守り、福祉の増進に努めてまいります。

  • 1. 医療の普及充実
  • 2. 視力愛護の普及啓発及び目の健康管理の指導
  • 3. 低所得者層に対する医療費の無料定額治療事業
  • 4. 医療衛生の調査研究、各地の福祉医療機関等との連携

院内には最新設備を揃え、地域の皆様のお役に立てるように、職員一同、全力で取り組んでまいります。

診療のご案内

■ 眼科専門医による診療

● 一般眼科診療

(結膜炎、白内障、緑内障、ドライアイ、糖尿病網膜症など)を眼科専門医が責任もって診療します。

● 最新の診断と治療

最新の設備にて適切な診断と治療を行います。

● 総合病院と同水準の眼科医療機器

総合病院と同水準の最新の眼科医療機器を導入しております。

● 近隣の医療施設との連携

入院治療などが必要な場合は眼科連携施設や総合病院に紹介させていただきます。

● 電子カルテを使用し画像を使ったわかりやすい説明をします。

● OCT(眼底三次元画像解析)などの最新の検査機器にて正確な診断をします。

● 日帰り白内障手術を行っております。

● 眼科レーザー治療を行っております。

主な疾患

白内障

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緑内障

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糖尿病

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飛蚊症

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小児近視

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眼鏡合わせ

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レーザー

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白内障

白内障は、目の中のレンズの役割をしている水晶体が白く濁ってくる病気です。
白内障の濁りは、目薬で治らないため最終的には白内障手術を受けることになります。

【自覚症状】
まぶしい・複視・視力低下・かすむ・スリガラス状に見える・夜の運転が怖い

白内障_正常眼

正常眼

白内障_白内障眼

白内障眼

緑内障

緑内障は眼圧が高くなり、眼の奥の神経が障害され、視野が狭くなり1度失った視野は戻らない病気です。 40歳以上で5%、60歳以上では1割以上の患者がいます。 日本の失明原因1位となっています。緑内障の失明率はかなり低く、早期に発見して適切に治療を受ければ、生涯視野と視力を保てる病気です。

緑内障

緑内障を放置していると下記のような見え方になる場合があります。

緑内障
正常

正常

初期

初期

中等度

中等度

末期

末期

■ 検査機器

OCT

OCT

ハンフリー

ハンフリー

ゴールドマン視野計

ゴールドマン視野

糖尿病網膜症

糖尿病は3大合併症の1つであり、糖尿病が原因で眼の奥(眼底)が出血します。 初期症状は殆どなく、気付いた時には出血や失明に繋がることがあります。 そのため内科治療や眼科での早期発見、早期治療、定期健診が大切です。

■ 治療法

抗VEGF注射
糖尿病網膜症の合併症により、黄斑部がむくむ黄斑浮腫があります。 その黄斑浮腫の原因となるのがVEGF(血管内皮増殖因子)と言われています。 抗VEGF薬治療は、このVEGFの働きを抑える薬剤を眼内に注射することで、黄斑浮腫を抑制する治療法です。 抗VEGF薬治療で糖尿病黄斑浮腫が治るわけではありません。

糖尿病 糖尿病_SP_1 糖尿病_SP_2

飛蚊症

飛蚊症とは、モノを見ているときに黒い虫のようなものが動いて見える状態のことです。 黒い虫のようなものの形や大きさはさまざまです。 症状が出る年齢もさまざまで、20代から症状を自覚する人もいます。 基本は問題ないことが多いですが、ごくまれに網膜剥離や出血しているときがあります。

※受診される際は、目薬を使用して検査を行うため公共機関でお越しください。

飛蚊症

飛蚊症のイメージ

学校の検診で近視と言われたら

■ 小児の近視

原因は遺伝因子と環境因子が複雑にからんで起こると考えられています。 そのため同じように近くを見る作業に熱中しても、近視になる子とならない子がいるわけで、目を使いすぎると必ずしも近視になるとは限りません。

■ 近視の治療法

基本的には、眼鏡やコンタクトで矯正することが可能です。 眼鏡を装用していても、していなくても子供の成長期のため近視が進むことがあります。

■ 眼鏡合わせ

眼鏡合わせは2021年10月から予約制になりました。詳しくはお電話にてお問い合わせください。

レーザー

■ YAGレーザー対象疾患

後発白内障

後発白内障とは白内障手術を行い、しばらくして水晶体の後方が濁ってしまうことがあります。 初期症状としては、視力低下や眩しい、かすんで見えるなどがあります。 濁っていた場所にレーザー後は、比較的に視力良好のことが多いです。

■ マルチカラーレーザー対象疾患

糖尿病網膜症

眼底の出血部やその周辺の血流の悪い部分にレーザーを当て、出血を止める治療です。 外来で行うことができ、糖尿病網膜症の基本で効果的な治療法です。 レーザー光凝固術で視力が回復するわけではなく、網膜症の進行を抑える為に行います。

マルチカラーレーザー対象疾患_1
マルチカラーレーザー対象疾患_SP_1

正常

マルチカラーレーザー対象疾患_SP_2

初期

マルチカラーレーザー対象疾患_SP_3

中期

マルチカラーレーザー対象疾患_SP_4

末期

網膜裂孔、網膜剥離

網膜裂孔や網膜剥離があると、急激に視力低下、飛蚊症が出現し、視野が狭くなります。

マルチカラーレーザー対象疾患_SP_5
マルチカラーレーザー対象疾患_SP_6

完全に網膜が剝がれていない場合はレーザーを施行するが、完全に剥離や裂孔があると大学病院などに紹介になります。 ※1部疾患レーザーできない場合もあります。